昔は、マンガと科学が好きで…。

人&人リレー Vol.46 2005年7月10日号


関 雄一(経田佑介)

Yuuichi Seki (66才)O型  北海道根室生

●『新潟県現代詩人会』 会長



昭和14年1月16日 北海道根室で5人兄弟の長男に生まれる。
昭和19年 北海道から三条へ。 
昭和32年 三条高校を卒業し、
新潟大学教育学部に入学
昭和36年 燕小学校の教員となる。
昭和46年 個人誌『
Blue Jacket』を発刊。
昭和50年 季刊誌『舟』発刊され、同人になる。
昭和56年 新潟県現代詩人会が発足し、会長になる。 
平成 6年 個人誌『
Blue Beat Jacket』を発刊。
平成 6年 詩集『良寛さの海』を発行。
平成11年 三条第一中学校長を最後に、定年退職。
平成11年 エッセイ集『詩魂逍歳』を出版。
平成16年 水害記録『酔骸日記』を発行。



▲父と母と、親子の作品。
昭和19年まで北海道に。ソ連が攻めてくるっていうんで、親父の生まれた三条にやって来た。親父の本業は、漁業関係の仕事だった。その傍ら『北海道タイムズ』で漫画などを描いていた。収入は、本業より副業のほうがあったらしい。その影響もあって、僕は若い頃漫画家になりたかった。
お袋は北海道生まれで、祖先は井伊直弼の家臣だったらしい。ヒグマが出るような開拓部落育ちなのに、いわゆる文学少女。勉強が好きで、よく本をよく読んでいたね。私の気質は母親譲りで、どこか三条人らしくない。大陸気質というか、大らかというか、のんびりというか…。
お袋は下級武士の娘だったから、僕が小さい頃、躾が厳しかった。特に言葉づかいにうるさくて、こっちに来た頃は家で三条弁が使えなかった。使うと叱られたんだよ。私は五人兄弟の長男。一番下の妹は三条生まれで、下にいくほど三条っ子になる。お袋も次第に諦めて…。いま思うと、僕が言葉に敏感になったのは、お袋の教育が影響していると思う。



▲神明宮での朗読会。
詩を書き始めたのは18か19の頃、大学に入ってからだな。高校まではマンガと科学が大好きで、三条高時代はアニメーションの研究に没頭していたよ。セロハンに絵を描いて、映写機を自作。近所の子どもを集めて見せたりしてた。
大学では、英語と言語学を学んだ。でも安保の時代で休講が多かった。クラブでは空手を。毎日6時半に三条駅から汽車に乗って、1時間半かけて大学へ。授業が終わると、空手部で夜まで練習。「女なんか目じゃねぇ…」なんて言ってたから、大学じゃ彼女ができなかった。
現代詩に目覚めたのは教師になってから。「よしやろう!」と決心したのは、27才頃だったかな。やったよ、ガンガンと。公民館で朗読会を開いたり、館路子さんや三条高校の卒業生と『半獣人』という雑誌を作ったり。「地方における文化創造は可能か」なんて言って、五十嵐正志さんたちとシンポジウムもやった。いま越後ジャーナルを出してる池野さんが脚本を書いて、松尾与十郎の芝居もしたよ。僕も『コーヒショップという』台本を書いて上演。そんな中で『新潟県現代詩人会』ができた。




▲父親制作の千体観音。
本格的なデビューは、大阪で。通天閣の下、ヤクザとドロボーと売春婦がウロウロしてるところで、酒を飲みながら地元の仲間たちと詩を語り合った。その頃、季刊誌『舟』が発刊され同人に。これは全国的な雑誌で、今も続いてる。
昭和40年代になって、僕は個人誌『Blue Jacket』を発刊。これは90年代に、インドや米国、オーストラリアなんかの詩人と交流が生まれて国際誌になった。新潟に来たことのあるソニー・ロリンズから、後に手紙をもらってね。彼が書いた『Blue Jacket』という字をロゴにした。
知人には、詩人や版画家が多い。現在アメリカの詩人Sam Hamillの作品『Almost Paradise』を翻訳してる。木口木版の日和崎尊夫は親友だった。木口木版は、銅版画用の鑿ビュランを使って彫る版画。僕も昔、彫っていた。
親父は、三条に来てから市役所に勤めた。定年後、千体観音を彫り初めて、毎日毎日、死ぬまで彫っていた。彫った観音像は一万体以上。その一部は、多度津の道隆寺や三条の来迎寺に収められている。京都の千本釈迦堂には、一番多い三千観音像がある。版画が好きなのは、親父の影響かな。



Vol.01 羽生 哲朗 ●観世流林声会代表

2001年8月10日号

Vol.02 福田 健男 ●新潟県弓道連盟理事長

9月11日号

Vol.03 関川 精子 ●紙人形教室「野鶴会」副会長

10月10日号

Vol.04 野水 寛 ●三条ウエイトリフティング協会会員

11月10日号

Vol.05 須藤 成二 ●六角巻凧製造元須藤凧屋

12月8日号

Vol.06 金内 章 ●三条市バレーボール協会会長

2002年1月10日号

Vol.07 大竹 日出男 ●将棋駒師 号・竹風

2月10日号

Vol.08 村上 裕行 ●三条太極拳協会 指導部長

3月10日号

Vol.09 田巻 勇一 ●田巻製作所 墨坪彫師

4月10日号

Vol.10 捧 孝夫 ●県バトミントン協会副会長

5月10日号

Vol.11 若月 チエ子 ●絵本読み聞かせボランティア

6月10日号

Vol.12 増田 完市 ●県馬術連盟理事

7月10日号

Vol.13 吉田 正禄 ●百人一首 三条九重会会長

8月10日号

Vol.14 兵 正浩 ●三条市アーテェリー協会 指導部長

9月10日号

Vol.15 小林 良範 ●三条ホタルの会 会長

10月10日号

Vol.16 内山 哲男 ●三条サッカー協会理事長

11月10日号

Vol.17 栗山 香園 ●押絵教室「芳洲会」主催

12月10日号

Vol.18 今井 章司 ●ルーキーズ三条ミニバスケットボールスポーツ少年団団長

2003年1月10日号

Vol.19 長野 親情 ●星空ファクトリー代表

2月10日号

Vol.20 神山 雅志 ●知的障害者水泳指導ボランティア

3月10日号

Vol.21 長井 菜央子 ●(社)NBA日本バーテンダー協会会員

4月10日号

Vol.22 米山 俊司 ●三条市スポーツ少年団理事長

5月10日号

Vol.23 藤井 ふさ子 ●三条市点訳奉仕会 代表

6月10日号

Vol.24 小林 信 ●三条市卓球連盟会長

7月10日号

Vol.25 土田 恵子 ●生涯学習インストラクター 押し花を楽しむ会主宰

8月10日号

Vol.26 伊藤 博 ●合唱教室主宰

9月10日号

Vol.27 土田 英雄 ●三条市ソフトテニス連盟会長

10月10日号

Vol.28 滝澤 亮子 ●音楽教室主宰

11月10日号

Vol.29 原 吉郎 ●少林寺拳法 新潟三条支部道場支部長

12月10日号

Vol.30 近藤 たつ子 ●三条中国友好市民の会(ニーハオの会)代表

2004年1月10日号

Vol.31 小林 厚子 ●丸井今井邸 子どもビーズ教室指導者

2月10日号

Vol.32 山崎 道子 ●ヨーガ教室 講師

3月10日号

Vol.33 三上 幾代 ●NPO法人車椅子社交ダンス普及会三条支部支部長

4月10日号

Vol.34 川瀬 和敏 ●特定非営利活動法人環境NPO良環 代表

5月10日号

Vol.35 小杉 洋児 ●三条バラ愛好会 会長

6月10日号

Vol.36 田斎 實 ●全国水墨画会県央三条支部 支部長

7月10日号

Vol.37 佐藤 茂 ●三条歴史研究会 会長

10月10日号

Vol.38 長谷川 達栄 ●五十嵐川漁業共同組合 組合長

11月10日号

Vol.39 堀内 俊夫 ●三条市域消防本部 消防長

12月10日号

Vol.40 加藤 昇 ●丸井今井邸保存会 会長

2005年1月10日号

Vol.41 片貝 幸久 ●法華宗総本山本成寺鬼踊奉賛会 会長

2月10日号

Vol.42 外山 善一 ●三条市民謡連盟講師

3月10日号

Vol.43 池田 慶郎 ●三条鍛冶集団筆頭師範

4月10日号

Vol.44 近藤 吉昭 ●凧の愛好会『隆青会』代表

5月10日号

Vol.45 杉野 真司 ●『三条かけはしの会』 代表

6月10日号









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