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道のつどいコンサート第14回より。
四台のピアノによる演奏。 |
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私が音楽をやることは生まれる前から決まっていたようです。父は職業を持っていましたがフルートが好きで、趣味が高じて東京までレッスンに通っていた程です。そして母の専門分野は邦楽。父は尺八もやっていたので共通の趣味である音楽が縁で結婚したというわけです。そんな両親の元に生まれた私は、幼い頃から音楽はあって当たり前の生活を過ごしてきました。楽器を手にするしないの選択の余地はありませんでした。
3才からオルガン、エレクトーンを弾き始め小学1年生からピアノ…。この頃からやっていると譜面を読む苦労というのがないですね。大変だと思わないうちに吸い込まれますから。字を覚えるのと一緒です。小さい頃はやることが当然と思いながらやっていましたが、中、高校生の頃は凄く嫌でした。興味が他のことにも向いてくる時期でもあるでしょ。何時間も練習するのが面倒くさくなって。それにも増して親に言われるがままにやっていることが嫌だったんです。その頃、夢とか持っていたら違ったんでしょうが。それでもその反抗期だった時期を乗り越え今に至っているのは私自身の負けず嫌いの性格があったからかもしれません。 |
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第14回より
ミュージカルナンバーを熱唱。
(中央が滝沢さん) |
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「道のつどいコンサート」は地元在住の分野の異なる芸術家同士が集まり、ひとつのテーマにそった舞台を作り上げる音楽イベント。もちろん演奏、舞台設営、技術、裏方、演出までも自分たち実行委員の手でやっていこうというもので、1990年に始まり来年2月のコンサートで15回目を迎えます。私は2回目から出演しています。第6回目から10回目までは私の父が演出を手がけていましたが不幸があり第11回目からは私が演出を担当することになりました。もちろん、それまで父がどんなことをやってきたのか、見て知っていたからできたことです。それに、できない!とは言いたくない私の性格からか…。
この実行委員のメンバーはまさに芸術家の異業種交流。私は音楽が専門ですが音楽家が集まっただけでは想像もつかない様々な発想が次々生まれるんです。それをひとつにまとめる苦労はありますが…(笑)。それだからこそ毎回趣向を凝らしたイベントができるしここまで続けてこられたのだと思います。「次は何をやってくれるかと思って」という声を聞くとプレッシャーでもありまた励みにもなるしそれが楽しみともなります。
今回は15回記念ということでモーツァルトのオペラ「魔笛」全曲に挑戦します。オペラは「総合芸術」と呼ばれます。だからこそ、それぞれの持ち場を生かしやすいと考えました。「道のつどい」でしかできない「魔笛」を演出してみたいと思っています。 |
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「道のつどいコンサート」を経験して芸術に対する幅が広がりました。自分ひとりで歌を歌い、ピアノを弾いているだけだったら日本舞踊の伴奏をすることもなかっただろうし、ましてやオペラの台本を制作することもなかったと思います。新たなことに挑戦するということは、それなりの苦労も伴うけどだからこそ本当に面白いと感じられるのだと思います。いろんな人材がいるからお互いに刺激しあえる芸術家同士の異業種交流。そんな「道のつどい」の良いところを生かし、見せて、聴かせる楽しい音楽イベントの演出を目指していきたい。 |