点訳で新しい世界が広がりました。

人&人リレー Vol.23 2003年6月10日号



 


藤井 ふさ子

Fusako Fujii (66才) A型  与板町生

●三条市点訳奉仕会 代表

職場を退職し、還暦をきっかけに三条市点訳奉仕会に入会。
点字図書製作のほか身近な情報として時刻表、カレンダーなどの点訳、また視聴覚障害者のIT講習補助など幅広く活動している。昨年より同会の代表を務めている。


新しいことを始める時って、自分なりにワクワクするところがあって、これまでとは違う新たな世界が広がりますよね。職場を退職し、還暦を節目に始めた点字図書製作のボランティアは私にとってまさにそう。点字という独特な文字を覚えるだけでなく、繰り返し読む一冊の本のおもしろさに引き込まれていくんです。普段、私自身が本を読む時は、読めない漢字があっても、読み違いがあってもたいして不自由を感じず読み進めます。しかしこの仕事をするようになって、本を一行一句なめるように読むようになりました(笑)。
下読みし、点字化しながら指先で読みそれをまた読み返す。何遍も読むことによって本と自分との間に対話が生まれ独自の世界が広がっていくのです。


点字盤で指を慣らしていきます。

点字は、まず50音そして数字、アルファベット、記号などを覚えていきます。ひとつとしてだぶることなく構成されていて、ほんとすごいなぁ。と感心します。見た目は難しそうですが、規則性があるので実は意外と覚えやすいのです。子どもが字を覚える時と一緒で書きながら、そのうち手が覚えていくんですよ(笑)。点訳はやっていて楽しいけれど、やっぱり細かくてしかも根気がいる仕事でしょ。肩も凝るし目も疲れる…。私には無理かなぁ、と何度も思いました。それでも、本一冊仕上げた時の充実感、達成感、それにも増して何処かで誰かの役に立っているということが支えになっていて続けていられるのだと思います。

毎月2回勉強会を開いている。

三条市点訳奉仕会の会員は現在21人います。中でも80才を過ぎた方が2人いらして私はその方たちの生き方に感銘を受けています。高齢ですが常に勉強されていて、いつでも前向き。会として新しいことに挑戦する時、私はつい逃げ腰になりがちですが、「勉強になります、なんでもいたしましょう。」と言って励まして下さいます。その言葉に背中を押されそして支えられているのです。このボランティアを始めてから点字のことだけでなく普段忘れがちな広い心などをいろんな方たちから教わっています。
多くの人たちに励まされ支えられながら私自身の体力が続く限り点訳の仕事を続けていきたいと思っております。



8月10日号
羽生哲朗さん
●観世流林声会
代表
9月11日号
福田健男さん
●新潟県弓道
連盟理事長
10月10日号
関川精子さん
●紙人形教室
「野鶴会」副会長
11月10日号
野水寛さん
●三条ウエイト
リフティング協会会員
12月8日号
須藤成二さん
●六角巻凧
製造元須藤凧屋
1月10日号
金内章
●三条市バレー
ボール協会会長
2月10日号
大竹日出男
●将棋駒師
   号・竹風
3月10日号
村上裕行
●三条太極拳協会 指導部長
4月10日号
田巻勇一
●田巻製作所
 墨坪彫師
5月10日号
捧孝夫
●県バトミントン協会副会長
6月10日号
若月チエ子
●絵本読み
聞かせボランティア
7月10日号
増田完市
●県馬術連盟理事
8月10日号
吉田正禄
●百人一首 三条九重会会長
9月10日号
兵 正浩
●三条市アーチェリー協会 指導部長
10月10日号
小林 良範
●三条ホタルの会 会長
11月10日号
内山 哲男
●三条サッカー協会理事長
12月10日号
栗山 香園
●押絵教室「芳洲会」主催
1月10日号
今井 章司
●ルーキーズ三条ミニバスケットボールスポーツ少年団団長
2月10日号
長野親情
●星空ファクトリー代表
3月10日号
神山雅志
●知的障害者水泳指導ボランティア
4月10日号
長井奈央子
●(社)NBA日本バーテンダー協会会員
5月10日号
米山俊司
●少年野球南ジュニアクラブ代表




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