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父親が俳句好きだったもんだから独特の言葉のリズムが自然と耳に馴染んでいました。小学生の頃、自分で作った句が学習雑誌に掲載されたこともあり、子どもの頃から俳句や短歌は好きでしたね。だから百人一首に興味を持ったのもごく自然なことだったんでしょうか。若い頃は遊び半分でやっていましたが、当時の三条かるた協会に入り本格的に選手の道を目指し始めたのは35歳になった頃でした。 |
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かるたは反射神経と勘、体力、そして集中力の勝負。
句を読まれたと同時に間違えることなくその札を取るために、札により近い状態で瞬間に手を出せる体勢をつくり、冷静に聞き分ける、そして何の札がどの場所にあるか全て記憶させるという訓練をするんです。
それだけ神経を集中させるというのは大変なこと。
だから試合では、自分の思い通りに反射神経が働き、集中力を保って最後までやり遂げられた時というのは、相手に勝ったということ以上に充実感がありますねぇ。
かるたとはいえ、試合となるとやはり気力、体力ともに若いもんにはかないません。今から25年くらい前かなぁ。県大会の決勝戦でたまたま息子とあたり、対戦して負けてしまったんです。息子の成長を喜びつつそれを機に私は現役を退きました。
それからは、百人一首、九重会の会長として若手選手の育成に力を入れています。
また、今年5月からは、土曜日も休みになった子どもたちに、かるたに親しんでもらおうと月2回教室を開いて教えているところです。子どもたちは素直だから覚えるのも早い。 |
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九重会にも小学生や中学生で優秀な選手がいるんですが、子どもたちも忙しいでしょう。やめてしまう子が多いんです。すばらしい才能を持っているのにもったいないですよね。百人一首は日本古来の美しい言葉で綴られた和歌集。まさに日本の伝統文化だと思うんです。できれば学校でも部活とか何らかの形で百人一首を取り入れてもらえたら、子どもたちの興味の世界も広がるし、また選手として活躍できる子も増えてくると思うのですがねぇ。こうした伝統文化を残していくためには、私たちが子どもたちにしっかりと教え、伝えていくことが大事なのかもしれません。 |