和服の優しさ、
艶やかさを
人形で表現したくて…。

人&人リレー Vol.03 2001年10月10日号




 


関川 精子

Seiko Sekikawa (51才) A型  三条市生

●紙人形教室「野鶴会」副会長 TEL.0256-32-1985

紙人形を教えて10年。会長の関川春野さんは義母にあたる。
三条、吉田、長岡に教室を持ち、和服の美しさとモノづくりの楽しさを会員に教えている。
全日本紙人形協会の会員で、東京の展覧会にも作品を出品するなど研究熱心で意欲的な活動をしている。




▲「野鶴会」会員の作品
鶴のように品の良い集団でありたい。それが会の名前の由来。会長の名前から一字を取り「野鶴会」として1974年に誕生しました。
会長は、私の義母である関川春野です。義母は以前、和裁教室の先生をしておりました。
そこへ私が生徒として通い詰め、和裁を習うのちに縁あって嫁ぐことになったのです。
和裁ばかりで忙しい日々を過ごしていましたが、義母は、和服の美しさをもっと広めようと視点を変え、紙人形を作り始めました。
私はそのアシスタント役に徹し、和紙を切り、道具を揃え、いつでも作業しやすいように整えました。義母は和服に詳しいだけに、ごまかすことなく一枚ずつ丁寧に和紙の着物を人形に着せていくのです。仕上がりが美しいのはそれだけ手がこんでいるからなのだと感じました。



▲紙人形講座
 「会員と市民の集い」より
 

私は教え始めて10年くらいになります。人形作りには義母の手さばきを参考にして、日本舞踊や歌舞伎、能の舞台を鑑賞したり、舞妓さん、花嫁さんの姿をテレビや本を見て研究しています。
首の傾きかげんや指先の動きひとつにしても全体のイメージが変わってきますから…。
教室は、自宅教室のほか三条市中央公民館で、月3回木曜日の午前と午後。吉田町公民館で金曜日の午前と土曜日の午後。長岡市のイトーヨーカドー・カルチャーセンターで月曜日の午後からそれぞれ教えています。
みなさんとおしゃべりしたり、交流しながら作り上げるのは楽しいですよ。興味のある方は是非一度いらしてみて下さい。
紙人形はほとんど針金、綿、和紙だけで作ります。つまようじを使い、ボンドで和紙を貼っていくんです。
まず、顔から作っていきます。それに目、鼻、口を入れるんですが、これも和紙を細かく切って貼り付けるのでちょっと難しい。私自身一番緊張する作業なのです。
教室の生徒さんたちには5年ほど経験を積んでからこの作業をしてもらうようにしています。次に髪型。日本古来の日本髪である高島田や桃割れなどにヘアスタイルをきめ、胴体を作る。そして着物を着せていきます。着物や帯を作る和紙の柄も様々。私は東京から取り寄せた江戸和紙を使っています。町娘か花嫁さんかでも着物の柄は変わってくるし、着物にもルールや格があるでしょう。どんな柄の着物を着せるか帯を締めるかよく考えるんですよ。でもそこがまたおもしろいところなんですけどね。
会では生徒さんたちの作品を発表する作品展を年に数回開催します。
10月27日(土)28日(日)には吉田町産業会館で、11月23日(金)〜25日(日)まで三条市中央公民館でありますので、是非ご覧になってみて下さい。



▲昨年秋の作品展より 『藤壷』

私の趣味っていったらやっぱりモノを作ることでしょうか。
県央地域地場産業振興センターの産業開発部に事務局があるモノづくりアイデアクラブの実は、会員になっているんです。消費者、主婦の立場からいろいろアイデアを出したりするんですが以前思いついた、おもりを入れた泡だて器のアイデアが採用され、インターナショナルハウスウエアショウ’97で「通産大臣賞」というものを受賞したことがありました。
こんなものがあったらいいなとか美しさの追求とかモノづくりには共通している部分があると思うんです。今後も更に続けていきたいですね。





ホーム

株式会社 宮原新聞舗
〒955-0861新潟県三条市北新保1-12-14
TEL.0256-33-1187
FAX.0256-34-5715
MAILmiyahara@yc-sanjo.com